京都市、伏見桃山城近く。
お金持ちが多いこの地域に昔から放置されていた謎の広い竹林があります。
そこがとうとう売れて、開発されそうだと聞いて見に行きました。
航空写真で解説
◆京都市伏見区桃山町島津76
Google MAP
まず、2020年撮影の写真。
中央上部は「桓武天皇陵」
右にあるのは「伏見桃山城」
見えませんが右下には「明治天皇陵」
問題は左下の住宅地にある大きな森(竹林)です。
次は最古の航空写真。1946年撮影。
この竹林だけが残され続けてきたのが分かります。
私が確認した最古の測量地図は1909年でその時も竹林。
山でも丘でも神社でも陵墓参考地でもない。
それなのに開発されないで放置され続けてきた。
そんな謎の国有地を今月不動産業者が落札。
どんな土地か
歴史も不動産もド素人な私にわかるのはこれだけ。
近畿財務局 一般競争入札 物件番号2204
令和3年度第2回期間入札売払結果一覧表
https://lfb.mof.go.jp/kinki/content/038/03800313.htm
不動産業者が2億8千万円で落札。
「価格形成上の減価要因」は「埋蔵文化財」
これにより、開発及び何かが出土した際の調査費用は業者持ちとなるらしいです。
現地の写真
この辺りは風致地区。京都では見慣れた看板ですね。
竹林南側が入り口。立派な門。
少し前までは国有地の看板がありました。
竹林北側は公園。
竹林の北東端。
竹林の西部。北西端。
ぐるっと周って外側から見ただけでは特別な何かは見当たらず。
結局謎は謎のまま。
不完全燃焼な記事で申し訳ないです。
開発時に何か文化財が出てきたらニュースになるかもしれません。
動画で解説と現地巡り
ニコニコ動画はこちら
https://www.nicovideo.jp/watch/sm40224189
コメント
林業試験場 森林総合研究所の竹林研究用地だったようです。
(半年近くコメントを見逃していました…スミマセン)
そうなんですか!すぐ近くにありますもんね研究所。
なるほどありがとうございます!